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AGAの悩みを解決できる薄毛治療の方法は4つ。AGA治療の特徴や費用もまとめました

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この記事の監修者

余慶尚美(よけいなおみ)
美巡家・ヘアケアリスト

毛髪診断士。漢方美容を取り入れ「美巡」をテーマに頭皮ケア、美髪メソッドを考案。

著書「髪トレ」(主婦の友社)

HP:  http://yokeinaoko.manna-heart.jp/
インスタグラム: https://www.instagram.com/yokenao/
YouTube「美巡TALK」:https://www.youtube.com/channel/UClsC34PTcRPU4RU7b5VWZdg

AGA治療に興味があっても、治療方法がわからず不安になり、一歩を踏み出せない人も少なくないでしょう。AGA治療のポイントをまとめると以下の通りです。

  • 投薬、薬液の注入、LED治療、植毛が一般的な治療方法
  • 投薬が最も効果があるとされているが副作用もある
  • AGA治療は保険適用外なので治療費は高くなりがち
  • ジェネリック薬品を使うと治療費を節約できる

AGAの治療は保険適用外なので、費用が高くなりがちです。のちのち後悔しないためにも、治療の方法などの概要を知っておきましょう。

AGA治療とは

AGAの治療方法はさまざまですが、大きく以下のような種類にわけることができます。

  • 薬剤治療・・・薄毛を引き起こす体内物質を薬によって抑制する
  • 注入治療・・・薄毛を予防する成長因子や細胞を注入する
  • LED治療・・・頭皮に光をあてて、毛根の成長を支援する
  • 植毛治療・・・自身の頭皮などを毛が薄くなっている部分に植え付ける

このうち、最も効果が高いとされているのは、薬剤による治療です。しかしながら、薬剤は、効果を発揮するのに時間がかかり、性欲減退などの副作用があるというデメリットも存在します。副作用が気になる場合は他の治療方法を選ぶ必要が発生します。

なお、AGA治療は保険が効きません。治療にかかる費用はすべて自費でまかなわなくてはなりません。

AGA治療には数年かかるケースが多いので、治療費は莫大になることもあります。ですから、後々、「こんなはずではなかった」「せっかく高いお金を払ったのに治療内容がイメージと違った」と後悔しないためにも、事前に治療内容をしっかり把握しておくのが大切になってくるのです。

AGAの治療方法の種類

AGAで行われることが多い治療方法についてご紹介していきます。

薬剤治療

薬を毎日内服する治療方法です。

薬は、その人の体質やAGAの状況を鑑みて、処方が行われます。薬剤治療は、どの薬も副作用があり、飲み忘れないように毎日服用しなくてはならない大変さがあります。費用相場は、1ヶ月あたり15,000〜30,000円です。処方される薬としては、主に以下の3つがあります。

ミノキシジル

血行改善作用がある薬です。服用することで、毛根に栄養を行きわたらせることができるようになります。特に、頭頂部や生え際の薄毛に効果を発揮します。効果が現れるには、半年ほど服用しなくてはならないのと、脱毛・かゆみ・動悸・頭痛・発熱・吐き気・浮腫といった循環器系の異常に関する副作用が発生することもあります。

フィナステリド

抜け毛を抑える薬です。元々、前立腺肥大症の治療薬として開発され、後にAGA治療薬として転用されました。AGAの原因となる男性ホルモンである「DHT(ジヒドロテストステロン)」の分泌をおさえる効果があります。AGA予防にもなる薬です。

また、フィナステリド&デュタステリドは勃起障害、性欲減退、肝機能障害に関する副作用が報告されています。効果を感じ始めるのに3~6ヶ月はかかります。
女性は飲めません。(※女性はミノキシジルのみ。)

デュタステリド

フィナステリドがⅡ型5αリダクターゼしか抑制しないのに対し、デュタステリドは、Ⅰ型、Ⅱ型とも抑制します。また、こちらもフィナステリド同様に前立腺肥大症の治療薬として開発され、転用された薬です。フィナステリドよりも効果が高いとされています。また、フィナステリドよりも価格は高く、効果は期待されますが、副作用の可能性も高くなります。

Ⅰ型5αリダクターゼは、ほとんどの体毛の皮脂腺に存在します。Ⅱ型は頭髪、鬚、腋毛、脛毛、陰毛などの毛乳頭細胞に多く存在します。鬚や体毛が濃い人や前頭部、頭頂部の薄毛が進んでいるひとは、Ⅱ型の5αリダクターゼが高い可能性があります。また、Ⅱ型5αリダクターゼの方が、Ⅰ型よりもDHTへの代謝能力が高いことも分かっています。

HARG療法・・・注入治療

HARG療法とは、Hair Re-generative theraphy(毛髪再生療法)の頭文字をそれぞれ取った治療方法のことです。幹細胞から抽出した成長因子を含むタンパク質を、問題のある部分に注入します。そして、細胞の活動を活性化させて、毛髪の再生や成長を促します。

注入というと痛そうなイメージがありますが、針の太さにもよります。一般的に太さ0.26mm(33G ニードル)を使用し、皮下組織に有効成分を直接届けます。治療には痛みを伴います。極細の針を使用している場合もあるので、痛みが不安な方は相談ください。

痛みが気になる場合は、MEDJETを利用した「ノンニードルHARG療法」(名前は病院によってことなる場合が多)を施している病院もあるので、そちらを選ぶといいでしょう。痛みはほとんどありません。3~4週間に1度の頻度で治療を受け、トータル6~9回で、後は年に1,2回のメンテナンスが必要となります。早い人では、3~4回程度で効果を実感します。

費用相場は、1クールで40~60万円です。副作用も少なく、アウターケアの必要もないという楽さが存在します。

ただし、注射針を使うので、針が怖い人はストレスや不安を感じることになりそうです。

MEDJET治療・・・・注入治療

MEDJETの針は、蚊の針の約半分、30ミクロン。痛みを伴わず、ジェット流で噴射することで、問題のある箇所に薬剤を注入していきます。

針を使わないので、痛みも一切なく、針が苦手な人も安心して治療をすることができます。

PRP毛髪再生治療・・・注入治療

PRP毛髪再生治療とは、患者さんの血液から抽出した血小板を頭皮に注入する治療です。血小板の中には、多くの成長因子が含まれています。ですから、血小板を薄毛が気になる部分に注入すれば、髪の毛が長くなるだけでなく、太く丈夫になります。さらに、ヘアサイクルの乱れが改善される効果も期待できます。

なによりも患者さん本人の血液を使うので、副作用やアレルギーのリスクがほとんどないというメリットがあります。ただし、費用は高額で、月1頻度で2~3回続け、状態によりますが、3~6ヶ月に1度のペースでメンテナンスを行います。1回あたり、10万前後~数十万の場合もあり、高額となります。

LEDライトセラピー・・・LED治療

LEDの光を使って、毛の成長を促進する治療方法です。光によって、毛母細胞の発達を促して、薄毛を治します。

痛みもなく、副作用も存在しません。費用も一回につき6,000円〜7,000円程度と安めです。ただし、LEDライトセラピーのみでは効果が薄いとされていて、他の治療との並行利用を勧められることが多いようです。

植毛治療

AGAの影響を受けていない自身の頭皮などを薄毛が気になる部分に移植する治療です。何度も通院をしなくても良いというメリットがありますが、手術が必要で、手術前の麻酔や術後の数日間は頭に違和感や痛みを感じるデメリットもあります

費用は70~120万円で、専門的な技術を必要とするので、一部のクリニックでは行っていないこともあります。

AGAの治療方法の選び方・決め方

AGA治療は、基本的には主治医と相談をして決めていくことになります。

しかしながら、主治医にすべてを任せるのではなく「高額な医療費が負担できないので、費用が比較的かからない薬剤治療にしたい」「通院や毎日の服薬が面倒なので、植毛にしたい」などのおおまかな希望を考えておくことをおすすめします。

ただし、AGA治療は、体質や状況によっては希望通りにいかないこともあります。たとえば、薬による治療を受けたかったのに、どの薬も副反応が出てしまい合わないということもありえます。

治療方針の希望を持つのは大切ですが、最初から「絶対にこの治療がいい」といった考えを持たないほうが良いでしょう。

AGAの治療費の平均費用

AGAはどの治療方法を選択するかで、費用の相場は変わってきます。しかしながら、まずは薬剤を内服する治療からスタートする場合が多く、この場合の相場が15,000〜30,000円程度ですから、年間にすると180,000円〜360,000円程度になるでしょう。

AGAの治療費は安くできる?費用を抑えるポイント

費用を抑えるポイントは以下の2つです。

  • 複数のクリニックの値段を見比べる
  • 薬はジェネリックを選ぶ

AGAの治療は、保険が適用されません。自由診療ですから、同じ治療内容でもクリニックによって費用が異なります

ですから、複数のクリニックの料金を見比べて、安いクリニックを選ぶと良いでしょう。ただし、安すぎるクリニックは適切な治療が行われなかったり、自社ブレンドの胡散臭い薬しか処方してくれなかったりする場合もあります。安すぎるのも危険ということを知っておきましょう。

また、お薬の中にはジェネリック医薬品が使えるものもあります。ジェネリック医薬品は、先発医薬品に比べて開発費用が低く抑えられるので、値段が安く設定されています。ですので、なるべくジェネリック医薬品を使うようにしておけば、費用が少し安くなるでしょう。

おわりに:治療方法をしっかりと理解して後悔しない治療を受けよう

AGA治療は、投薬や薬液の注入、LEDなどさまざまな治療方法が確立されてきています。しかしながら、いずれの方法でも副作用などが存在し、自分に合わないこともあるでしょう。

自分の体質などをしっかりと検査をしてもらい、主治医と相談しながら、治療を勧めていくのが大切になってくるといえそうです。

なお、AGA治療は保険適応外なので、医療費は高くなります。「高いお金を払ったのに無駄になった」と後悔しないためにも、事前に情報を収集しておくようにしましょう。

監修者 余慶尚美先生のコメント

治療方法は選べますが、効果が高いものは1回あたりの金額も高く、痛みや副作用も多少伴う場合も多いと考えましょう。また、治療も長期間に渡り、トータルで考えると安いものでは決してありません。そのため、しっかりと実績が多いところ、且つ、幾つか実際に病院を訪れ、カウンセリングを受け、100%納得した上で決めることはマストです。また、その際に皮膚科医だけでなく、形成外科医がいるかどうか、提携医院があるかどうか、メニューの豊富さ、通いやすさ、アフターフォローの有無はどうか等は必ずチェックしましょう。